金銭信託デビュー 金銭信託の魅力をわかりやすく解説

投資商品
購入できる金銭信託

金銭信託は、「ヒット」や「ビッグ」だけではありません。これらにかわる商品がいくつも出ています。

りそな合同運用指定金銭信託<りそな銀行>

例えば、元本保証契約のある金銭信託では、「りそな合同運用指定金銭信託」があります。預入金額は1回5000円からと始めやすいうえ、預金から毎月一定額を自動的に振替えて積立てすることもできます。
ただし、予定配当率は0.01%(2019年1月25日現在)。早期解約手数料が、10,000円につき1円かかります。これからしばらく使う予定のないお金なら、金銭信託デビューにはもってこいの商品ではないでしょうか。 

eダイレクト金銭信託<オリックス銀行>

実績配当型金銭信託のひとつとして、オリックス銀行の「eダイレクト金銭信託」があります。この商品に預けられたお金は、オリックス銀行が選定した上場企業1社への貸付金として運用されます。このところソフトバンクグループ株式会社を選定することが続いているようで、直近では、2019年1月31日から始まる1年物の金銭信託がありました。
予定配当率は年0.48%、申込単位は100万円以上100万円。ある程度まとまった資金が必要ですが、金利の高さが魅力だからか、すでに申込受付は締め切られています(2019年1月25日現在)。

貯蓄の達人<みずほ銀行>

みずほ銀行の「貯蓄の達人」も、実績配当型の金銭信託です。申し込みは1契約につき10万円以上1円単位。初心者でも始めやすい金額ですね。預入金額が1000万円未満であれば、1年ものの予定配当率は年0.07%。2年では年0.10%です(2019年1月25日現在)。原則として、いつでも申し込みできることは利点でしょう。

新生パワートラスト(金銭信託)<新生銀行>

新生銀行の「新生パワートラスト(金銭信託)」も、実績配当型金銭信託です。申し込みは50万円以上10万円単位。安全性を重視し、運用対象は取得時点において長期A格以上を選んでいます。これは、過去実績の「支払期待率」に注目し、元本に損失が生じにくいような運用対象を選んでいるということです。
過去募集の予定配当率は、6カ月ものを50万円以上購入で年0.10%。1年ものだと、年0.12%でした。引き落とし50万円以上で、Tポイントが毎月1回200ポイント貯まるというTポイントプログラムもあるようです。

まとめ

金銭信託は日々の価額変動がないので、一喜一憂せずに運用できる投資商品です。購入の際には元本補てん契約があるかないかを必ず確認して、新年度からの金銭信託デビューを検討してください。

辻本 由香

CFP、おふたりさまの暮らしとお金プランナー 企業の会計や大手金融機関での営業など、お金に関する仕事に約30年従事。暮らしにまつわるお金について知識を得るこ...

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