太陽光発電で損しないために!成功&失敗事例から学ぶ注意点

太陽光発電で損しないために!成功&失敗事例から学ぶ注意点
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太陽光発電を設置して成功したケースと失敗したケース

最後に、太陽光発電を設置して成功したケースと失敗したケースを見ていきましょう。どういった要因で各結果となったのかについても紹介しますので、参考にしてみてください。

蓄電池との連携で大成功!

Aさんは太陽光発電にさほど興味はなかったものの「夫が設置したい」と言うため、設置しました。その際に業者から蓄電池をすすめられ一緒に購入したそうです。

結果、導入前の年間電気代は22万円ほどありましたが、10万円ほどに。約半分の電気代になったのです。太陽光発電中は電気の購入を抑え、昼に貯めた電気を夜に放電して使うことで電気代削減につなげることができました。

太陽光発電設備導入のメリット・デメリットで紹介したように、太陽光発電を導入したから「電気代は0円になる」という夢は、家の立地や構造によるため、一旦横に置いておいた方が良いでしょう。

むしろ蓄電池と連携してできるだけ電気代を抑えるという意識に持って行く方が、太陽光発電で成功したと言えそうです。

正しいシミュレーションが大事!売電収入はなかなか難しい

Bさんは太陽光発電に興味を持ち、所有している家に発電設備を設置しました。まとまった金額の支出を抑えたかったので、ローンを組んだそうです。

業者のシミュレーションで、Bさんの家は日当たりが良く売電収入も見込めると言われました。Bさんはそのことを鵜吞みにしてしまい、他社との比較をしないまま契約したのです。

太陽光発電を始めると、たしかに売電収入を得られるようになりました。しかし、ローン返済やメンテナンス費用などを考えると、年間のプラス額は2万円ほど。今後起こり得る修理などを考えると、太陽光発電導入は失敗だったのではと考えているそうです。

Bさんの事例を教訓とすると、ローンを組んで太陽光発電を導入する場合は、売電収入にコストも反映させたシミュレーションが必要だったと言えるでしょう。また、他社との相見積もりもできていません。

他社に相見積もりしていれば、他社なりのシミュレーションを見ることもできるため、また違った結果になっていたかもしれませんね。

太陽光発電導入は多角的なシミュレーションが大切

太陽光発電導入でいろいろ調べた結果、多角的なシミュレーションがポイントになると感じました。業者によって考え方が違い、シミュレーション結果が異なるケースもあるためです。

また、私のように新築時に設置しなかった場合は、設備費をローンにするよりも現金で支払ったほうが、太陽光発電のメリットを享受しやすいと考えました。設置に向けて、貯蓄していきたいと思います。

nobii

大学卒業後金融機関に勤務。 現在はライターとして幅広い分野の記事を執筆中。

プロフィール

監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 2級ファイナンシャルプランニング技能士

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