お金について気軽に学べる!NET FLIXで「お金をダイジェスト」を観た感想
エピソード3:学資ローン
アメリカの学資ローンの背景について知れるのが、こちらのエピソードです。アメリカに特化した内容のため、はじめはピンときませんでしたが、知っていくと日本との違いが浮き彫りになっていくため、興味深い内容でした。
アメリカの大学の教育費は平均的に高いため、学資ローンを組んで就職後に返済をしていく制度を導入した背景についての話。
また、実際に8万ドル借入して、支払いを延長した利息も含めた12万ドルを返済したが、まだ残り7万ドルも返済しなければならないという女性など、登場する人たちも印象的でした。
教育とお金の問題は、自分自身のことだけでなく、後々は自分の子どものことでも悩む機会がありうる内容です。このエピソードをきっかけに、諸外国へと目を向けると、新しい見方ができそうだなと感じました。
エピソード4:ギャンブル
「人はどうしてギャンブルにハマってしまうのか」、そんな動機を脳の仕組みから解説していたのがこちらのエピソードです。
動画内で提示されたグラフによると、日本のギャンブル収益率は世界トップ10に入るのだそう。
ギャンブルの中でも依存性が高いといわれるのがスロットマシーンで、1年半続けると依存症になるのだとか。それには脳内の快楽物質であるドーパミンが影響しており、長時間続けることで心が安らいで現実逃避できる心地良さがあるといいます。
動画内では、新型コロナウイルスの影響で急成長した投資アプリ「ロビンフット」や「オンラインスロット」なども取り上げられており、タイムリーな情報も得られます。ギャンブル依存症を経験した人のインタビューには、大切な教訓もつまっていました。
エピソード5:退職基金
老後の資金をどのように捻出していくのか、という問題は世界的にもまだ解決していないということが分かるのが、こちらのエピソード。アメリカの退職基金事情と老後資金が貯められない理由などが解説されていました。
なかでも、専門家が語った「人は10年後の自分を自分と思えない」という研究結果はとても納得しやすいものでした。今を我慢して、未来の自分に資金を渡すことは、多くの人にとって困難なのだといいます。
老後について積極的に考えていくためには、未来の自分に親近感をもてるようにしていくことも大切なようです。
アメリカも定年年齢を引き上げるよう検討していたり、高齢者が集える村の形成を構想していたりと、老後に向けたさまざまな取り組みを行っています。自分の老後について考えたい人におすすめしたいエピソードです。
23分動画があっという間に感じた理由
動画はどれも、23分という時間をあまり感じない内容でした。エピソード解説の次は、あっという間に視聴できてしまった理由をまとめていきます。
インタビュー形式で分かりやすい
動画には、それぞれのテーマの概要や一般論的な説明は少なく、専門家や体験者のインタビューが主体になっているため、分かりやすい言葉が使われていると感じました。1つの動画に5人前後と複数の人が登場するのも、視野を広げてくれるポイントです。
複雑な説明はアニメーションで解決
秀逸だったのが、言葉だと複雑になる内容をアニメーションで解説していたこと。映像で見ると、理解は格段に深まりやすかったです。
成り立ちが分かるから理解しやすい
どのエピソードも、歴史や成り立ちの解説が冒頭にあったのも、内容に引き込まれたポイントです。初めて知ることばかりだったのも、この冒頭部分でした。
動画を使ったお金の勉強は効率が良い!
今回「“お金”をダイジェスト」を視聴したことで、これまでなんとなく知っているつもりになっていた身近なお金の仕組みを、改めて見直すことができました。また、動画を使ったお金の勉強の効率の良さも感じています。
NET FLIXの視聴環境がある方は、気になったエピソードからご覧になってみてはいかがでしょうか。おうち時間で、お金について効率よく勉強することができるはずです。