資産運用って、どんな人がやっているの?32歳ワーママの場合
いろいろ試した末に、投資信託にトライ!
ここまで「リスクをとらない」ことを第一に、お金を増やす方法を考えてきたOさん。ポイ活も国債もリスクはないものの、日々の生活で心に余裕が持てるほどの金額がすぐに入ってくるものではありませんでした。
いろいろとお金の増やし方について調べるうちに、やはり投資信託にトライすることを決意。ただし、自分なりにルールを設定して、その範囲内で運用することを決めました。
▽Oさんが決めた運用ルール
・運用を始める資金は、独身時代に貯めていたお金から10万円のみ
・運用で得た利益で株を買い足すのはOK
・知識と経験が少ないうちは、自分が知っている国内企業かつ、その業界でトップを走り続けている優良企業のみを保有する
・株の売買は手数料が比較的安いネット証券を利用
・「〇%以上株価が上がったら売る」「〇%以上株価が下がったら売る」という設定を最初に決めておく
株を購入するには、「単元」という購入単位が決められていることを知ったOさん。国内企業の場合、100株が一般的ですが、初期投資額が10万円と少ないOさんの場合、購入先も限られてしまいます。いろいろ調べる中で、少額でも株を購入することができる「ミニ株」を購入することにしました。
▽ミニ株とは
「単元未満株」や「s株」と呼ばれることもあり、1単元以下でも株を購入することができるシステム
ミニ株は少額で投資を始めるには便利な反面、1日に売買できる回数が限られていたり、株主優待が受けられなかったりというデメリットもあります。Oさんの場合、昼間は仕事のため売買回数の制限はそれほどの支障とならず、株主優待は、運用で利益がたくさん出て購入できる株が増えたときの楽しみにとっておくことにしたそうです。
まだ運用を始めたばかりのOさん。毎日、株価の上下に一喜一憂する日々だそうです。「少々の損益は勉強代だと思って割り切ろうと思います。これから運用で自分のペースをつかんで、年間数十万円~100万円ぐらいの利益を出すのが目標です。仕事がしんどいのには変わりないですが、仕事以外で収入があることは安心要素になっています」と語ってくれました。
資産運用は意外と身近なものだった!
資産運用や投資などと聞くと、「特別な知識を持っている人がするもの」と思いがちですよね。しかし、今回ご紹介したエピソードのように、専門家でもない働くママが自己流で始めるケースもあるようです。
少額でも始められる投資もあるので、無理なく自分のペースで始められる場合もあります。何かと変化の多い現代、働くこと以外でお金を得る方法があると安心かもしれません。