働く私たちの強い味方! 「社会保険」の5つの種類

年金・社会保険

社会保険その3:介護保険

介護保険は40歳以上が対象。40歳になると、介護保険料を医療保険の保険料と一緒に納めることになります。
会社員などの場合、医療保険の保険料が給与天引きになっていれば、介護保険料も給与天引きです。
フリーランス、自営業など、国民健康保険に加入している場合は、口座振替などで国民健康保険料と一緒に納めます。

介護保険の加入者は、65歳以上の第1号被保険者と、40~64歳の第2号被保険者に分けられます。
保険料の支払い義務はどちらにもありますが、介護サービスを受けられるのは基本的に65歳以上の第1号被保険者です。
ただし、第2被保険者であっても、老化に起因する疾病(特定疾病)により介護認定を受けた場合には、介護サービスを受けられます。

主な特定疾病

・末期がん
・関節リウマチ
・骨折を伴う骨粗鬆症
・初老期における認知症 など
厚生労働省:特定疾病の選定基準の考え方https://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/nintei/gaiyo3.html

介護サービス費用の自己負担割合は1~3割です。
介護保険を利用するために必要な介護認定には、1カ月ほどかかります。
そのため、入院している場合には退院前に申請をして、退院と同時に介護サービスを受けられるようにすることが多いようです。

続いては、雇用保険について解説します。

NEXT:「社会保険その4:雇用保険」

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タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。 36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務...

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