後悔してます…30代の地元密着型企業退職者が語る!退職金の失敗談

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予想外の悲劇!退職金支給額はたったの90万円

晴れて、地元企業の会社員からフリーランスの編集者・ライターへと転職したAさん。新しい仕事を始めるに当たって、自宅のネット環境の整備やパソコンやその他AV機器を新調するための費用もかさみました。

新車購入の頭金の額、月極め駐車場契約の初期費用も大きかったため、貯金は短期間でかなり目減りしてしまいました。しかし、まもなく支給されるであろう退職金で十分補填できると考えていたため、特に不安視はしていなかったそうです。

退職から数カ月が経ち、待ちに待った退職金の支給がありました。さっそく額を確認してみたところ、退職金の支給額は予想をはるかに下回る90万円…!愕然とするAさん。

それもそのはず、フリーランスになった今、毎月の収入も以前の給料の半分以下になっているうえ、毎月の車のローン返済、駐車場使用料なども重なり…当面の生活は、なけなしの貯金から工面するしかありませんでした。

「新車があっても、生活が厳しくて、ドライブや旅行をする余裕なんてない。こんなことになるなら、退職前に新車なんて大きな買い物するんじゃなかった…。退職金は、新生活のために大切に取っておくべきだった。」とAさんは後悔の念にさいなまれているそうです。

若年層の自己都合退職の退職金は当てにしないのが無難

今回Aさんが退職金の使い方で失敗してしまった原因はいくつか考えられます。

・勤めていた会社は、地元では誰もが知る有名企業ではあったものの、会社の規模的には中小企業並み。会社の規模を見誤った。
・大卒で10年勤めたとはいえ、あくまで自己都合退職。
・ネットの情報だけを頼りに退職金の支給額を予想してしまった。
・退職金支給前に大きな買い物をした。
・転職後の生活費のシミュレーションが不足していた。など

会社を退職すれば、退職金は支給されて当然。と考えている人もいるのではないでしょうか。しかし実は、企業に対して退職金の支払いを義務付ける法律は存在せず、企業ごとに退職金の有無や支給額が異なります。つまり、退職金の支給がない場合もあるのです。

また20~30代の勤続歴の浅い社員が自己都合で退職する場合には、退職金もさほど大きな額にはならないことが多いのだそう。そのため、ネットの情報だけを鵜呑みにして退職金を予想し、支給される前に大きな買い物をするのは危険なことです。

自身が若年層の自己都合退職の場合、もらえる退職金は当てにせず、買い物や資産運用などを考えるなら支給されてからにするのが無難といえるでしょう。もし支給前に大きな買い物を検討する場合は、勤務する会社の総務などに退職金の支給額を問い合わせてみるのもひとつの方法です。

大事だからこそ確認を

ネット情報を基に退職金の額を予想し、支給前に大きな買い物をしてしまったAさんの失敗談をご紹介しました。退職金は必ずもらえるものではありません。特に若年層での自己都合退職の場合、退職金はさほど大きな額にならない事がほとんど。もし退職金をもらえたとしてもあまり当てにせず、実際の支給額を確認してから活用しましょう。

「貯金が続かない失敗談!身の丈に合った暮らしを手に入れる方法3選」

上田テントウ

製薬会社営業からライターへ転職。 性格は亥年生まれのせい?か、何事においてもひたすら前に突き進む猪突猛進タイプ。 鮮度の高い情報をロジカルかつ丁寧にお伝えで...

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