【教育資金を作りたい】学資保険ってどんなもの?学びながら考える

【教育資金を作りたい】学資保険ってどんなもの?学びながら考える
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学資保険のメリットとデメリット

学資保険の仕組みや種類の次は、メリットやデメリットを考えていきます。

学資保険のメリット

学資保険のメリットはおもに次の3つでしょう。

・半強制的にお金を貯められる
・保険料払込免除がある
・税制的に有利な面もある

学資保険は保険料が定期的に引き落とされるので、契約さえしてしまえばなかば強制的に教育資金を貯めることが可能です。また、学資保険は契約者の死亡など万が一のことがあった場合、保険料をそれ以降は支払わなくても満期保険金などが受け取れる免除制度があります。

半強制的に教育資金を貯めつみたてることができるのは、NISAなどの投資信託にも共通する仕組みですが、保険料の払込免除に関しては保険ならではのメリットです。これは、大きな安心につながるのではないでしょうか。

また、学資保険の保険料は生命保険料控除の対象となるのもポイントです。毎年申告することで所得税額をおさえることができます。

学資保険のデメリット

学資保険のデメリットとしては以下の4つが挙げられます。

・商品によっては返戻率がそこまで高くない
・満期になるまでお金を引き出せない(中途解約は元本割れする)
・インフレリスクに弱い
・満期保険金受取時に税金がかかることもあるので注意

学資保険には保障重視型があることをご紹介したように、返戻率が高くない商品もあります。保障を重視するのか、貯蓄性を重視するのかは加入前に決断しておきたいポイントです。また、貯蓄重視型の学資保険でも、投資と比較すると魅力が低く感じるケースもあります。

学資保険は、満期まで待たずに中途解約すると元本割れとなるので注意が必要です。さらに物価が上昇していくインフレとなった際は、対応しきれないという注意点もあります。前項で紹介しましたが、満期保険金受取時に税金がかかる場合があることも頭に入れておきましょう。

学資保険の活用、我が家の場合は…?

今回、学資保険の活用について改めて調べ、長男が加入済みとはいえ新たな気づきが多くありました。それは、兄弟で加入して祝金のタイミングが重なると雑所得として課税対象となる可能性があるなどです。満期保険金や祝金を受け取る際に税金が発生するかどうかは、契約前にきちんと確認しておくと安心できるでしょう。

学資保険には保険料払込免除などのメリットがあることをふまえ、次男の教育資金準備方法のひとつとして検討していきます。

kimmy

美容、コスメが好きな2児のママです。 営業職、秘書の経験あり。保有資格は高等学校教諭一種免許状(体育)、秘書検定2級、ファイナンシャルプランナー3級など。 ...

プロフィール

監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 2級ファイナンシャルプランニング技能士

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