3,000円から始める不動産投資!J-REITの魅力と運用するきっかけ
J-REITで資産運用をはじめて感じたメリット
筆者が初めてJ-REITを保有してから、約2年が経ちます。今思う、J-REITのメリットは2つあります。
基本的に放置でOK
個別株などの投資は、企業の業績や世の中の情勢などの影響をダイレクトに受けやすく、こまめな価格のチェックが必要です。もちろん、証券口座で取引をするJ-REITも価格は常に変動しますが、長期投資が目的のため、日々の価格変動は気にしていません。
基本的に、購入したらあとはじっと持ち続けるだけ。放置で良いのは、忙しい人も取り入れやすい投資方法だと思います。
株式市場が開いているときはいつでも売買可
現物不動産で投資をしようと思うと、物件を見に行ったり契約したりと、手間だけでなく時間もかかります。そのため、欲しい!と思ってから実際に保有するまでのタイムラグが発生し、すぐに取引できません。しかし、J-REITであれば株式市場が開いている間は、いつでも何度でも売買できます(事前に証券口座開設や入金は必要)。
また、「今すぐにいくらでも良いから売買したい」という売買の仕方(成行注文)のほかに、「今は1,500円だけど、1,000円になったら買いたい」など、希望の価格で売買する(指値注文)ことも可能です。筆者は価格が高いときは放置し、下落しているときに買い増しするようにしています。
J-REITが向いていない人や保有で気をつけたいこと
投資をする以上、プラス面だけでなくマイナス面も知っておく必要があるでしょう。以下では、筆者が思うJ-REITで不動産投資をするうえで気をつけたいことや、J-REIT投資が向いていない人について紹介します。
短期の値上がりを狙う人には向いていない
先ほど紹介した通り、J-REITは安定した高い利回りの分配金を目的とした、長期的な資産形成に向いています。株式投資のような、短期で大きく利益を出すことは期待できません。そのため、すぐ先の大きな利益を目指したい人はJ-REIT以外の投資を行う方が良いでしょう。
経済や情勢に影響されやすく下落時に手放してしまう点に気をつける
J-REITは現物不動産の家賃収入のように、毎月決まった金額が得られるわけではありません。常に価格は変動し、ときには大きな下落を経験することもあるでしょう。筆者も、間近では新型コロナウイルスによる暴落を経験し、J-REITも漏れなくマイナスになってしまいました。
しかし、目的は長期的な分配金を得ることだったため、売却せずそのまま保有。現在はプラスに戻っています。このとき、筆者の目的や出口が明確でなければ、損失が怖くなり売却していたでしょう。10年、20年後を想定すると、下落時は買い増しできるチャンスにもなります。長期で資産形成を考える人は、暴落時に慌てず冷静に考えることも重要です。
初心者こそJ-REITで自分サイズの不動産投資を
投資にはさまざまな種類があります。なかでも、不動産投資は多額のお金が動くため、初心者が手を出しにくいのも事実です。そんなときは無理をせず、始めやすい少額投資からスタートさせるのも良いでしょう。
運用していく中で、ほかの投資や現物不動産に興味を持てば、そこから調べて行動しても 遅くありません。まずは、数千円から投資できるJ-REITで、未来への積み立てを始めてみませんか?