フリーランサーは要注意!確定申告で節約に失敗した女性の話

フリーランサーは要注意!確定申告で節約に失敗した女性の話
マネーケア

確定申告のメリットを調べておけば…

特別控除とは課税対象の所得額から差し引ける金額で、青色申告を行うと10万円か65万円を除いた金額に税金がかかることになり、白色申告よりも節税になります。

また、電気代やガソリン代などを経費として計上できる家事按分にも違いがあります。白色申告では業務に関連する割合が50%以上、または明確に生活費と区分ができるものだけを申告できるのですが、青色申告は、業務を行うにあたり必要と認められる費用であれば、すべての経費を計上できるのです。

さらに、青色申告を行うと、純損失の繰越し控除を受けられます。繰越し控除とは、事業で赤字が発生した場合、翌年以降3年間に出た黒字と相殺ができるというもの。

サロンを開業した初年度は赤字だったKさんも、新居地が地元であり友人が訪ねてきたことで、2年目からは大きく収入が増えました。以前の勤務先と開業したサロンが近かったこともあり、多くの顧客が通い始め、経営は黒字になったのです。

しかし、はじめから青色申告をしていれば、特別控除を受けられた上、光熱費や通信費などを全額経費にできて大きな節税になったでしょう。また、Kさんのサロンの経営状況から考えると、純損失の繰越し控除の対象にもなっているため、申告方法をじっくりと選んでいれば、かなりの節約ができたことになります。

後にこの大きな違いに気づいたKさんは、はじめに詳しく調べておけば…と後悔したのでした。

確定申告は申請方法を選ぶところから慎重に

確定申告には大変というイメージがあるため、簡単な作業で終えられる方法を選びがちです。しかし、フリーランサーにとって確定申告は重要なポイント。

フリーで働く予定がある人は、Kさんのように申告作業だけに目を向けるのではなく、数年先の所得や控除などのメリットも含めて、しっかりと考えると良いでしょう。既に確定申告の対象となっている人は、自分の申告方法を見つめ直してみてください。

文:amatsuhi
監修者:ファイナンシャルプランナー歴3年 千見寺 拓実

amatsuhi

いろいろな事に興味があるので、異業種に転職することが多い1児の母です。

プロフィール

監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 2級ファイナンシャルプランニング技能士

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