タイミングがわかる!株を買うときのチャート画面の見方

チャートで見る相場のサイン・ゴールデンクロスとデッドクロス
1 上昇相場のサイン ゴールデンクロス
福沢「チャートに現れる最も有名なサインを紹介するね。それは、『ゴールデンクロス』!」
夏目「ゴールデンクロス?名前からして縁起が良さそうですね。」
福沢「短期移動平均線が、長期移動平均線を下から上に抜けることを『ゴールデンクロス』と呼ぶんだ。上昇相場へ転換したサインだよ。」
ゴールデンクロス
2 下落相場のサイン・デッドクロス
福沢「逆に短期移動平均線が、長期の移動平均線を上から下に抜けることを『デッドクロス』と言うんだ。」
夏目「損切りルールで出てきたやつですね。『株価が下がるかも』っていうサインでしたよね。」
福沢「そう。デッドクロスは、下落相場に転換した時に出ることが多いんだよ。」
デッドクロス
3 例外にご用心
福沢「ただし、ゴールデンクロス・デッドクロスだけで判断するのは危険なんだ。」
夏目「どういうことですか?」
福沢「ゴールデンクロス・デッドクロスともに、長期移動平均線の傾きには注意が必要。例えばゴールデンクロスが出ても、長期移動平均線が下に傾いている場合は、その後思うように株価が上がらないことがあるんだよ。」
夏目「なるほど。相場の転換は、そう簡単にわからないものなんですね。」
チャートで学ぶ・主な損切りのタイミング
夏目「ローソク足と移動平均線を勉強したところで、損切りをおさらいしてもいいですか?」
福沢「もちろん!あの時はチャートの見方は教えてなかったからね。おさらいしよう!」
夏目「『〇万円損したら嫌』という明確な基準があるなら、それを基準に損切りをしますが、特に基準がない場合は、どんな時が損切りを検討するタイミングなんでしょうか?」
1 ローソク足が5日移動平均線、25日移動平均線を割り込んだ時
福沢「移動平均線は株価の動きを平均化したものだから、5日移動平均線や25日移動平均線を割り込んだ時は、損切りのタイミングといえるよ。」
夏目「売りの圧力のほうが強い、ということですね!」
2 デッドクロスが出た時
福沢「さっき説明したとおり、デッドクロスが出た時は損切りを検討してもいいかも。」
夏目「下落相場に転換したサインですよね。さらに下がる前に手放したほうが良さそうです。」
3 底値圏と判断して買ったが、さらに下がった時
福沢「移動平均線などから『ここが底値だ』と判断して買った後、さらに下がってしまった時も損切りを検討してね。」
夏目「確かに、持ち続けてもっと下がってしまったら損失が大きくなってしまいますからね。」
4 「しまった!は手仕舞い」
福沢「何度も言っていることだけど、『配当目当てで買ったのに減配した』とか『業績が良くなると判断して買ったのに業績が悪くなった』など、判断を誤った時は損切りしてリセットしたほうがいいかも!」
夏目「『間違えた時は、きちんと軌道修正!』ですね?」
福沢「そのとおり!『しまった!は手仕舞い』と覚えておいてね。」
夏目「業績の見通しが悪くないなら、株価が下落しても損切りしなくていいんでしょうか?」
福沢「もちろん!保有を継続してもいいし、株価が下落したところで買い増し(ナンピン買い)してもいいよ。」
夏目「損切りするか、ナンピン買いするか、気にせず保有するか、事前にちゃんと考えておけば、迷うことはなさそうですね!」
チャートの見方を知って買い時・売り時を学ぼう
福沢「ローソク足とチャートで、株価の動きを予想できることがわかったかな?」
夏目「はい!買い時や売り時のサインがあることもわかったので、見つけられるように、いろんな銘柄のチャートを見てみます!」
福沢「チャートを見る時は、ローソク足と移動平均線、出来高、価格帯別出来高を組み合わせて見ることを忘れないでね。次回は、もう少し詳しくチャートを見て、トレンドの見方を勉強しよう!」
※次回[vol.9]の配信は2021年1月26日(火)です。
執筆者:ファイナンシャルプランナー 成瀬 なぎさ