少額で買えるおトクな株って何がある?株の魅力を紹介!

実はあの銘柄も!10万円以下で買える銘柄
夏目「単元未満株じゃなくて、10万円以下で買えるような銘柄ってないんですか?」
福沢「いい質問だね。じゃあ、10万円以下で買える銘柄を紹介するね。」
1・銀行などの金融関係
(以降最低買付価格は記事を作成した2020年10月初旬のものです)
・三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の最低買付価格:4万3,300円
・ゆうちょ銀行(7182)の最低買付価格:8万1,800円
・りそなホールディングス(8308)の最低買付価格:3万6,600円
福沢「だれでも聞いたことがある銀行でしょ。実際に利用しているなら身近に感じるよね。」
夏目「自分のメインバンクの株を買ってみるのもいいかもしれませんね!」
2・モバイルコンテンツなどの情報通信関係
エムティーアイ(9438)の最低買付価格:9万4,700円
福沢「『music.jp』や『ルナルナ』などのコンテンツを配信する事業をしている企業なんだけど、夏目ちゃんは使ったことある?」
夏目「はい!あります!」
福沢「じゃあこれも身近に感じて良いかもね。この企業はクラウド薬歴システムなど医療コンテンツにも注力していて、今後の成長が期待できる企業の1つと言われてるんだよ。」
3・自動車用ブレーキなどの電気機器関係
日清紡ホールディングス(3105)の最低買付価格:7万2,400円
福沢「夏目ちゃんは、あの独特なコマーシャルで話題になった日清紡って覚えてる?」
夏目「覚えてます!たしかワンちゃんがでてるやつですよね!」
福沢「そう!その日清紡はコロナ禍の中、営業黒字を回復しているんだよ!」
夏目「コロナ禍の中で…すごいですね。ここって、どんな事業をしているん会社なんですか?」
福沢「綿紡績の名門企業で、ブレーキ摩耗剤、半導体や防災無線、不動産なども扱ってるの。マスクも作っていて冬場は株価が上がりやすいから、この冬はチェックしてみることがおすすめだよ。」
4・百貨店などの小売業関係
三越伊勢丹ホールディングス(3099)の最低買付価格:5万8,000円
福沢「私たちがよく買い物をしている大手百貨店も実は10万円以下で買えちゃうんだよ!」
夏目「えっ!そうなんですか!株主優待が気になります!」
福沢「そうだよね!グループ店舗での買い物や、レストランなどの飲食代金を10%割引する優待カードがもらえるよ。利用者が多い分、優待銘柄として人気だね!」
投資初心者におすすめの先回り投資法とは?
福沢「ここからは、株主優待が豪華な銘柄を買う時に知っておいてほしい投資方法、『先回り投資法』を紹介するね。」
夏目「先回り投資法って、何ですか?」
福沢「高配当銘柄や株主優待銘柄を、あえて今期の配当や優待を受け取る権利がなくなってから買い、次の期の権利を受け取る前に売る手法だよ。」
夏目「それじゃあ、配当や優待を受け取れませんよね?どうしてわざわざそんなことをするんですか?」
なぜ初心者に先回り投資法がおすすめなのか?
福沢「高配当銘柄や株主優待銘柄は、権利落ち日(配当や優待をもらう権利が確定する日)の前には権利を欲しがる投資家から買いが入りやすいため、値上がりしやすいんだよ。
逆に、権利落ちすると権利を手に入れた投資家が「もういらない」と売りに出しやすいから、値下がりしやすくて。このような動きをすることが多いから、初心者でも値動きを読みやすいという特徴があるんだよ。」
夏目「でも配当や優待を受け取れないのに買うのはもったいないですよね?」
福沢「もちろん権利落ち日をまたいで保有して、配当や優待を受け取ってもいいんだけど
先回り投資法は、権利落ち後に株価が下がってきたところで買うから、『高値づかみ』をしにくいというメリットもあるんだよ。」
先回り投資法で注意したいこと
夏目「それじゃあ、『高配当銘柄や株主優待銘柄を権利落ち後に買って、権利落ち前に売る』を繰り返したら、株式投資はうまくいくんですかね?」
福沢「そうだといいんだけど、そんなに甘くはないんだよ。」
夏目「なんでですか!詳しく教えてください!」
福沢「確かに、高配当銘柄や株主優待の銘柄は『権利落ち前に株価が上がり、権利落ち後は株価が下がる』傾向があるけど、相場全体の上下によって狙ったとおりに動かないこともあるんだよ。」
夏目「そんな簡単じゃないんですね…」
福沢「特に初心者は、権利落ち前の株価上昇中に「もう下がらないかも?」と焦って高値づかみをしてしまったり、逆に権利落ち後に株価が下落すると「もっと下がるかも?」と思って買えなかったりすることがあるので気をつけようね。」
夏目「はい、気をつけます。」
福沢「それと、『配当金の減額』や『株主優待を減らす』といったニュースが出ると株価の上昇が見込めなくなるから、ニュースや企業業績は必ずチェックしてね。」