給料の上げ方はひとつじゃない 合わせ技で確実にアップさせる方法

給与・ボーナス

控除を減らす方法

給料を上げるのと同じ効果があるのが、控除を減らす方法です。同じ給料でも手取りを増やすことができます。
給与から差し引かれている控除は、主に社会保険料と税金です。

社会保険料を増やさない

社会保険料である健康保険と介護保険、厚生年金保険は、毎年4・5・6月の3カ月の給料の平均額によって、その後1年間の保険料が決まります。
できればこの3カ月間は給料の総額を増やさないようにしましょう。給与の平均額が上がれば、控除される保険料も上がり、かえって手取り金額が減ってしまいます。
ただし、年金や傷病手当金、育児介護休業の給付金などもこの3カ月平均額によって決まるので、注意してください。

節税をして控除される税金を減らす

税金を減らすには、節税効果のある制度を利用する方法があります。
iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)やふるさと納税をすると、所得税や翌年の住民税を減らすことができます。

iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリット・注意点まとめ

ふるさと納税の寄付限度額を知らないと損!? 年収や家族構成で異なる目安

まとめ

就業規則や賃金規程、評価制度にそった形で仕事のレベルを上げ、手当のつく資格を目指します。そのときには教育訓練給付制度の活用を忘れないでください。
複数の方法を使って、より効率的に給料を上げること、また、給料を上げるだけでなく、控除を減らして手取りを増やすことも検討してください。

小野 みゆき

中高年女性のお金のホームドクター 社会保険労務士・CFP・1級DCプランナー・年金マスター・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 企業で労務、健康・厚生...

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