金価格が高騰!今から買っても間に合うのか

金価格が高騰!今から買っても間に合うのか
金投資

金を買うならどうやって買うの?【金地金・金貨】

金地金は一般的に「金の延べ棒」といわれているものです。金貨で有名なのはオーストリア造幣局発行の「ウィーン金貨ハーモニー」や、カナダ王室造幣局発行の「メープルリーフ金貨」などがあります。金地金も金貨も買うということは金そのものを保有することになるので、眺めているだけで金投資の実感を味わうことができるのが魅力ですね。金地金、金貨とも宝飾店や地金商、百貨店などで購入できます。

金地金は5g、10gといった小さなものから1㎏と様々なサイズから選ぶことができ、直近の1gあたりの販売価格は7416円となっています。(2020年9月1日時点の田中貴金属工業の税込小売価格。バーチャージおよび手数料は含まない)金貨は1オンス(31.1035g)、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスの4サイズが一般的です。直近1/10オンスサイズは26,412 円で購入することができます。

金地金や金貨には盗難リスクがいわれています。仮に、コツコツ小さなサイズを毎月購入していくとすると保管場所の心配がでてきて貸金庫などの検討も必要になってくるかもしれません。

金を買うならどうやって買うの?【純金積立】

毎月一定金額で金を購入していく純金積立でも金を買うことができます。毎月の積立額は月々3000円からが一般的で1000円単位で積立金額を設定でき、積み立てた金の売却はいつでも可能です。売却した金は現金化以外に、ジュエリーや金地金、コインなどへも交換できます。まとまったお金がなくても金を購入でき盗難リスクがないのも純金積立の魅力です。

純金積立は年会費、積立手数料、保管手数料などコストがかかります。特に積立手数料は毎回の積立額に対して2%前後かかる設定にしていることが多いです。
手続きは地金商や銀行、証券会社などで取り扱っています。

金を買うならどうやって買うの?【金ETF】

金そのものを購入するのではなく金ETFを購入する方法もあります。ETFとは日経平均株価やTOPIXなどの指数に連動する運用成果を目指す投資信託で、上場株式と同じように証券取引所で売買ができます。金ETFは、指数を金価格の動きに設定し金価格に連動することを目標に運用される金融商品です。

盗難リスクもなく、純金積立よりも低コストで金への投資が可能です。ただ、最終的に金ETFを金に交換できる商品もありますがそれは一部の商品ですので、金ETFの購入は低コストで金投資を活用し資産を増やしていきたい方向けになります。

金そのものを手に入れることにこだわらないなら、金を投資対象にした通常の投資信託での積立投資も投資初心者にはおススメです。

金を買うなら、投資する目的を考えて

株式や債券といった金融資産の中に金を一部組み込むことで値動き幅を抑える効果が期待できます。イチかバチかで大きな価格上昇を狙うのではなく、長期で資産形成を継続する上でリスクを下げることを期待して投資対象とするなら金は今買っても大丈夫だと思います。

執筆者:ファイナンシャルプランナー(CFP)寺野裕子

小林 裕子

ひろファイナンシャルプランニング代表 CFP ・1級FP技能士 2008年FP相談業務開始。 2014年事務所運営スタイルを金融機関等からの紹介手数料を一切...

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