確定申告で見える景色が変わった!レシートがお金に思える理由とは
独身時代のあの料金も控除対象だった!あてはまったら確定申告の検討を
分からないなりになんとか終わらせた確定申告でしたが、筆者は初年度の申請により約9万円の還付金が戻ってきました。実際にお金として戻ってくると、過去のあの料金も確定申告をしておけば良かった!という後悔もあったため、次の項目にあてはまる方は、確定申告の検討をしてみると良いかもしれません。
歯科治療
歯科治療は高額になりやすい治療の1つ。筆者も、歯ぎしり用のマウスピースを作ったり、インプラントの手入れをしたりと、まとまった出費を定期的にしていました。また、虫歯の治療でかぶせ物を入れるときも、見た目の審美性が高い素材が使うと費用が上がりやすかったため、こうした治療を行ったときの医療費の総額は確認しておくと良いかもしれません。
医療費控除の対象になる金額の計算式は、以下の通り。
(実際に支払った医療費の合計-保険金などの補てん金額)-※10万円
※その年の総所得金額などが200万円未満の場合、総所得金額などの5%
国税庁公式ホームページ参照
まずは10万円を超えるかどうかを1つの判断基準として、確定申告の有無を考えていくと良いかと思います。
婦人科系病院の自費診療
婦人科系の検診や定期診療も高額になりやすい医療費の1つです。実際筆者も、保険適用外の診療を受けたこともあり、費用の面でも定期的な治療が負担になっていました。年度ごとに確定申告をしておけば、もっと負担軽減できたいたのかなと思います。
セルフメディケーション対象の医療品
2017年から導入された「セルフメディケーション税制」も、もっと早く知っておけば…!と感じた制度です。セルフメディケーション税制は、対象の商品の年間購入額が1万2,000円以上の場合に適用になりますが、筆者は頭痛や生理痛の薬などのよく購入していた商品が該当していました。
セルフメディケーション税制は医療費控除と比べて、控除を受けられる対象の設定金額が低いため、申請しておけば節税につながったのかなと思っています。
※セルフメディケーション税制と医療費控除は、どちらかしか申請できません。内容によって、より控除されるほうを選んでみてください。
確定申告は実際に行ってみると良い経験にもなる
確定申告は、実際に申請してみるまでは分からないことだらけで、正直「面倒だ!」と思いましたが、行ってみると手間はかかりますが、難しすぎないことに気づきました。中でも、レシートや領収書が証明となり、確定申告の上ではお金のような価値になると感じたことは面白い発見だったかなと思います。
自身の収支に対する意識を高める上でも役立つ経験になるかと思いますので、機会があったときには、ぜひ1度確定申告をしてみることをおすすめします。