【2020調査結果】金融教育の経験や手段を公開!世代による意識差はある?

お金について学んだ際、どのような手段で学んだか
金融教育を受けたことがある人は、どのような方法で学んだのでしょうか。
セミナーに参加して学んだ人が最も多い
どのような手段で学んだか
図:筆者作成
お金について学んだ手段を複数回答可能で調査したところ、セミナーに参加したという回答が最も多く集まりました。次いで書籍やWebサイトを利用したという回答が続き、学校や家族、知人から学んだという回答も一定数ありました。
セミナーへ参加して積極的に情報を収集するとともに、書籍やWebサイトで学習内容をフォローしている方法が多いと考えられます。
どの年代でも書籍での学習が安定して人気
年代別学習方法の傾向
図:筆者作成
年代別に学習方法の特徴はあるのでしょうか。学習方法として最も多い回答が得られたセミナーは、30代、40代、50代、60代以上の年代で最も多い学習方法でしたが、20代ではWebやSNS、書籍といった方法に分散されていました。
セミナー以外の手段としては、どの年代でも書籍を利用している人数が多く、書籍学習をベースにほかの学習方法をプラスし、学んでいる人が多いと考えられます。
金融教育を受けた際、どのような内容を学んだか
金融教育の内容を「金融・経済」、「家計・ライフプラン」、「資産運用・投資」、のジャンルに分けて、金融教育経験者がどのような内容を学んだのか調査しました(複数回答可能)。
どのような内容を学んだか
図:筆者作成
アンケート結果によると、資産運用・投資について学習した人の割合が最も高く、次いで家計・ライフプラン、金融・経済の順でした。
資産運用や投資といった内容は金融業界で求められるノウハウですが、個人的に資産運用に興味を持ち、学習している人も多いと考えられます。家計やライフプランの学習をしている人も多く、実際に暮らしに役に立つ情報を勉強している人が多いことが分かりました。
日本の金融教育にはまだまだ伸びしろがある
今回実施した金融教育についてのアンケートでは、お金に関して学んだことがあると回答した人は全体の28%でした。これは海外と比較しても決して高い数値とは言えず、金融教育の浸透度にはまだ課題があることが伺えます。
金融教育を受け知識を高めることで、資産形成がスムーズになることに加え、金融犯罪に巻き込まれるリスクも回避できるようになると言われています。あなたも金融についての学習にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?