フリマサービスの一番おトクな使い方 どんな時に利用するのが良い? 

貯金・家計

近年では「メルカリ」「ラクマ」など、フリマアプリを利用して個人間で商品を売買できるフリマサービスが台頭してきています。
CMで見たり、友達からの話で耳にしたり気にはなっているけど、まだ利用したことない人もいるのではないでしょうか。今回はフリマサービスの一番おトクな使い方についてお伝えします。

【フリマサービスとその他ネットショッピングとの違い】

 他の商品と比較しながら好きな時間に手軽に買物できるネットショッピングは、便利で利用している人も多いことでしょう。
ネットショッピングといえば、「Amazon」や「楽天市場」などのショッピングサイトなどで企業が販売している商品を、個人が購入するタイプがまず思い浮かびます。
しかし、このようなネットショッピングは、個人が買うことはできでも、売ることは簡単にはできません。

 売ることもできるのは、個人が商品を出品しオークション形式で個人が購入するという、個人間取引ができる「Yahoo!オークション」などのネットオークションです。
ネットオークションは売り手が希望する販売価格より高く売れたり、安い価格で落札されたりします。高く売れれば売り手は嬉しいですが、落札までの時間や、設定の手間がかかります。

 それに対し、フリマサービスは基本的には固定の価格で取引されるので、出品から売るまでの時間や手間がはぶけます。
また、個人間取引では商品購入後に商品が届かないなどのトラブルなどの不安がありますが、フリマサービスの多くは、買った商品の代金はフリマサービスの企業に預け、商品の配送が完了したら支払われるシステムなので、安心して取引できるのが特徴です。
そのため、利用者数が多いので、商品が売れやすいようです。

【フリマサービスに向いている商品は?】

 株式会社インテージによる、2018年6月に集計(調査対象:15~69歳男女)した「フリマサービス」の利用実態(ネットユーザーの利用率が業界No.1のフリマサービスA)の調査結果から、どんな商品が購入されているのか見てみましょう。

最も多いのは「レディースファッション・靴・バッグ」、続いて、「本・雑誌・コミック」、「化粧品・香水」、「キッズ・ベビー・マタニティ用品」、「メンズファッション・靴・バッグ」となります。
また、フリマサービスでの1回あたりの購入金額は、82.8%が1万円未満であり、商品から見ると、手軽で身近なものが売買されていることがわかります。


出典:株式会社インテージ「データに見る、フリマサービスの使われ方」

【どんな時に利用するのが良いか】

 フリマサービスは、引越しや大掃除などで部屋を片付けた時などに、もう使わないものを売るために利用すると良いでしょう。整理してみると、意外と未使用のままクローゼットにねむっている商品もあるかもしれません。

また、お子さんがいるご家庭であれば、成長とともに着られなくなったけれど想い出がつまっていて、なかなか捨てられないという洋服があることでしょう。そのような品物は、写真におさめておいたり、一番お気に入りだったものを1着だけ保管しておいたりすることにして、進級する4月の新年度に合わせてフリマサービスを利用して売りましょう。
着られなくなった洋服を保管しているより、売却して得た収入で成長に沿った子ども服を購入する方が経済的です。

 フリマサービスを売る立場として利用するときは、売り上げ代金より引かれる10%などの手数料や商品の送料なども考慮して手元に残したい金額をベースに金額を設定すると良いです。
一方、購入する立場であれば、未使用品も多く出品されているので購入したいと考えている商品があれば、まずフリマサービスで未使用品が出品されていないかチェックしたいものです。

【まとめ】

フリマサービスは時間も手間もかけずに気軽に利用できます。今まで、部屋を片付けたいけれど、捨てるのが勿体ないと断捨離に着手できなかった人も、フリマサービスを利用することで断捨離ができるうえに、お小遣いが稼げるという一石二鳥なサービスを上手に利用しましょう。

今関 倫子

ファイナンシャルプランナー 外資系保険会社勤務中に、AFP資格取得後、独立系FP事務所に転職。ファイナンシャルプランナーとして活動し、女性を中心に年間のべ2...

プロフィール

関連記事一覧