外国株式の特徴・リスクまとめ
外国株式は親しみのある日本企業への投資とは異なり、距離感のある外国企業への投資ということもあり、株式投資初心者には難しいと感じるかもしれませんね。しかし、国内の証券会社等で気軽に申込め、外国株式を利用することで運用リスクを下げる効果が期待できるんです。
今回はそんな外国株式について解説します。
外国株式の特徴
外国株式といっても、米国や欧州といった先進国を中心とした世界的な大企業や、これからの成長が期待できる新興国の企業もあります。
海外の企業となると私たち、日本人にとっては馴染みの薄い会社も多くなりますが、外国株式には世界的に展開する大企業や、今後の高成長が期待できる優良企業がたくさんありますので、日本株式への株式投資のみでは得られない高い収益が期待できるメリットがあります。また売却時、購入時よりも円安になった場合には為替差益が得られるメリットもあります。
では外国株式をどのように買うかですが、個別銘柄や外国株式を投資対象とするETFについては日本の証券会社で注文ができます。また外国株式を投資対象とした投資信託を活用することで外国株式投資は可能です。投資信託は証券会社に加えて銀行でも注文することができます。
さらに、今、流行りのスマホ専用の証券会社のサービス「One Tap Buy」では、1000円から米国のAmazonやAppleといった日本人にも馴染みのある米国株式30銘柄の中から選び投資することが可能です。
外国株式のリスク・注意点(1) 円高になった場合には為替差損を被ることも
前述の特徴で、購入時よりも円安になった場合、為替差益が得られるメリットをお伝えしましたが、その逆で売却時、購入時よりも円高になった場合には為替差損を被る可能性があり注意が必要です。
特に新興国株式は為替の変動が大きい傾向があるため、先進国株式よりも値動きが激しい傾向があります。今後の発展に期待できるという投資メリットはありますが、短期的には値動きが大きくなる傾向を考慮した資産配分を考えましょう。
外国株式のリスク・注意点(2) 詳細な情報を得たい時には英語ができないと厳しい
外国株式投資の際、大まかな企業情報は日本語で解説されていますが、各企業の決算情報等の詳細を確認したくなることもあるでしょう。日本企業の決算情報でも、読んで理解するには時間がかかるかと思います。それが外国企業となりますと英語を読む作業となりますので、英語が苦手な方にとって、外国企業の詳細な情報を得ることは、さらにハードルの高い作業となるかもしれません。
外国株式の活用ポイント
投資にはリスクはつきものですが、リスクを引き下げる基本戦略として「分散投資」があります。「分散投資」とは投資資金をいくつかの異なった値動きをする運用商品に分ける方法をいいます。例えば日本が低迷している時でも海外は好調なこともありますので、日本株式と外国株式を上手く組み合わせることでリスクを引き下げる効果が期待できます。
外国株式を活用することで、ある程度のリターンを狙いながら、リスクを抑える効果も期待できること押さえておきましょう。
まとめ
日本人はどうしても馴染みのある日本株式に注目しがちになりますが、外国にも目を向け外国株式を上手く組み合わせることで運用リスクを引き下げる効果が期待できるとなると、外国株式も選択肢に入ってきますね。