【Z世代のマネー学】インデックス・バランス・アクティブ…本当にお金が増える投資信託を選ぶには
おすすめ投資信託を一挙紹介!
筆者が厳選した投資信託はインデックス型1本、バランス型2本、アクティブ型2本です。なお、金額などの数値は2021年9月2日時点のものです。
●(インデックス型)SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))
純資産総額:331.86億円
基準価額:15120円
信託報酬(税込):年0.1102%
トータルリターン:12.92%(3年・年率)
米国の株式、米国以外の先進国株式(日本含む)、新興国株式に投資する3本のETF(上場投資信託)に投資することで、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスという指標との連動を目指す投資信託。この指標は、世界の大中小型株約9000銘柄もの値動きをもとにしていますので、世界経済の成長に合わせてお金を増やせます。信託報酬も年0.1102%と安いため、長期保有にぴったりです。
●(バランス型)eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
純資産総額:1111.67億円
基準価額:13437円
信託報酬(税込):年0.154%
トータルリターン:7.51%(3年・年率)
国内・先進国・新興国の株式と債券、国内外の不動産(リート)の8つの資産に12.5%ずつ均等に投資するわかりやすい投資信託です。さまざまな資産に分散投資ができます。
資産のバランスに偏りができた場合に元に戻す「リバランス」という作業も自動的にしてくれる、手間のかからない商品です。 「eMAXIS Slim」シリーズは「業界最低水準の運用コストをめざす」というだけあって、手数料が安く人気があります。
●(バランス型)<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
純資産総額:145.87億円
基準価額:14126円
信託報酬(税込):年0.154%
トータルリターン:6.81%(3年・年率)
国内債券・国内株式・先進国債券・先進国株式の4資産に25%ずつ均等に投資する投資信託です。1本買うだけで、債券50%・株式50%の運用をすることができます。
前述のeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)よりも債券の割合が多いので、相対的にリスクは控えめです。「<購入・換金手数料なし>」シリーズも、「eMAXIS Slim」シリーズに対抗して手数料の引き下げを行っています。今後の値下げにも期待したいですね。
●(アクティブ型)セゾン資産形成の達人ファンド
純資産総額:1714.37億円
基準価額:31420円
信託報酬(税込):年1.55%
トータルリターン:15.06%(5年・年率)、15.71%(10年・年率)
各地域に強みを持つ、安全性・長期的な収益力のある投資信託に投資を行う「ファンド・オブ・ファンズ」と呼ばれる形式の投資信託です。
主に海外と日本の株式に投資を行い、積極的にリターンを狙う商品です。一般的なアクティブ型に比べて信託報酬は安めに設定されています。
●(アクティブ型)スパークス・新・国際優良日本株ファンド
純資産総額:1333.97億円
基準価額:47567円
信託報酬(税込):年1.804%
トータルリターン:14.87%(5年・年率)、17.73%(10年・年率)
今後世界的に活躍すると期待できる日本企業の銘柄を20銘柄程度選んで長期投資を行う投資信託です。
分散投資の観点からすれば、広くいろいろな資産に投資すべきなのですが、そうしなくても高いリターンを誇っています。会社や市場の分析力の高さを感じさせます。
投資信託の選び方とおすすめの投資信託を一気に紹介してきました。お金が増える投資信託がわかったら、あとは投資を始めるだけです。
ミレニアル世代・Z世代のみなさんの最大の武器は、投資にかけられる時間がたくさんあること。「長期・積立・分散投資」を早い時期から始めてコツコツ続ければ、お金はリスクを抑えながら堅実に増えていくでしょう。ぜひ、投資をスタートしてくださいね。