放置してたら大損確定?!思わずゾッとする保険の失敗談
え、保険下りないの?!保険内容を把握していなくて…
最後は、もしものときのために入っていたはずの医療保険が、肝心なときに役に立たなかったという、筆者の知人Cさんのお話です。
社会人になってから、医療保険を長年払い続けていたCさん
大学卒業後、就職して親元を離れたCさん。「これからは自分のことは自分でしなければ」という想いもあり、万が一のための医療保険に加入しました。「どの保険も同じだろうと内容は大して確認せず、なるべく安いものを選んだんです」とCさんは語ります。
月々の保険料が「お守り代わり」と思える程度の金額だったこともあり、その後も保険料を払い続けたCさん。気づけば10年以上が経ち、支払った保険料も合計すれば20万円以上と、それなりの金額になっていました。
ついに入院する機会が来るも、日数不足で保険が下りず
そんなある日、ついに入院する機会がCさんに訪れます。入院自体はもちろん喜ばしいことではありませんが、「長年入っていた保険がついに役に立つ」とCさんはポジティブに考えていました。
ところが、いざ保険会社に請求をする段階になって、今回のケースでは入院給付金が下りないことが判明します。Cさんが加入する保険では、入院給付金の支給条件が「継続して5日以上入院した場合」と定められているのに対し、Cさんの入院日数は4日間だったのです。
契約当初から契約内容の確認・見直しをしていなかったのが敗因
保険会社の担当者からこの説明を受け、ショックを受けたCさん。「自分が長年支払っていたのは、一体何だったのか」と虚しさすら覚えたそう。しかしその一方で、「悪いのは契約内容をきちんと確認しなかった自分だ」と反省するしかありませんでした。
保険に加入する際は、内容の把握と定期的な見直しを
保険の保障内容は、契約時にきちんと確認することが大前提です。さらに今回のCさんの場合は、契約内容の見直しを定期的に行っていなかったことも敗因でした。保険は時代の変化に合わせて、どんどん新しい補償内容のものがつくられます。
そのため、今加入している保険の保障内容では世情に合わなくなることもあるのです。たとえば入院日数に関してだと、最近では日帰り入院から保障している保険も多くなってきています。いつまでも古い保険の契約内容のままだと損をする場合もあるので、保険の定期的なアップデートも忘れないようにしましょう。
後悔する前に保険の見直しを
保険は、もしものときに資金面を支えてくれる心強い存在です。しかし一方で、勧められるままに保険の契約をした人、加入したきり内容の見直しをしていない人などは、保険で思わぬ大損をしてしまうケースもあります。思い当たる節がある人は、ぜひ一度、保険の契約内容や金額を見直してみてはいかがでしょうか。